2009年07月06日

共有設定

huruhonist.jpg昨日の夕方、古本屋に持っていく本を大き目の紙袋一杯整理した。
勢いで全巻読みしてしまった文庫本などで、簡単に図書館で読めたり古本屋に出ているものはとっとと処分。じゃないと、床が抜ける- -;。“簡単に図書館で読めたり古本屋に出ている”と言うことは買い取り値段も高くないものばかりだから、たとえ5円や10円でもゴミにするより誰かが読んでくれれば良いし、という程度。最近は生活切り詰めているので、私自身も古本屋で買ったものが多いし、手放したくないものは厳選することにしているし、そうなると二ヶ月にいっぺんくらいこの作業がくる^^;。
袋一杯で多分購入価格は3000円しないだろう。
本当、本って、物凄いエンターテイメントなのに、知識や好奇心も満たしてくれるのに、単価が安い^^。

で、近所の古本屋さんに持っていった。
3400円になった。
(? ?)
中古品は良くて買値の30%、本など10%以下だってざらなのに、いったい何がそんな値段がついたんだろう?? 
昭和中期以前の古い詩歌や小説が好きで、海外ものも古いものが多い私の趣味の範囲なら、希少本や価値本も分かる。
でもここ数年発刊された文庫本(それも中古買い^^;)の何がソンナニしたんだろう?
聞けばよかったんだが、「3400円になります」「あ、はい。」で済ませてしまったので(予想では全部で200円から500円だった^^;)不明。

良く行くお店だから、明日から、100円コーナーに並ばなかったのはどれかな〜なんて、一応チェックしてしまいそうです^^;。


なんか、ちっちぇお話ですみません^^;。





でも古本の価値が変わってきましたね。
出版流通品と言うより、流動品のようになって来ました。
(語弊を恐れず言うなら、芸術品と言うよりリサイクル品、それも網棚の上の新聞レベルの??)
古いが愛されてきたものの価値は相変わらずですが、新しいものは映画とかテレビとかの原作になるとその直前直後だけ平積みフェアが組まれていたり値が吊りあがったり。アンティークとはまあ、そういうものではありますが・・・。私がまだ知らないだけで、そういう展開が決まった本が混ざっていたのかもしれませんね^^;。

設定勝ちで内容が無いなあ・・・と呆れたような本が異様に高値がついていたりして驚くことがあります。芝居もファッションもそういう流れが今あるのかもしれない・・・「こういうのが好きなの♪」「私もそうなの♪」と、内容ではなく、コミュニティ的仲間意識で価値が高まっているもの。その服を作った人と、その服を着ている人が逆転しても、大差が無いものが出来上がってきそう、と言うか・・・。

世界感が近い、表現が好き、傾向が好き、は勿論「第一等」に大事なものだし、好きになるのは、私もそこが一番のポイントだ。でも共有設定さえ使えば作家が書いても読者が二次創作してもレベルに違いが無いというのは、親しみやすいとはまた別のような気がする。インタラクティブ(双方向発信)で作る作品ならすごく楽しそうだけど。そんなにみんなが、あっという間に共有できるような良い設定が出来ているのなら、作り手はそこから更に発想をしていくらでも作品の質を上げられるだろうに、その枠や型を創り手側も安易に守ってしまっているようで軽く苛立つものが時々目に付くような・・・。

世の中不景気だと「ぶっ飛んだ天才に好き勝手」させて「育てる」余裕が社会に無くなるのか、つまらないものが大量消費されるというのは、時代が証明していることですが。

表現者側の手抜きなのか、感受者側の質の向上なのか。どっちもなんだろうな。でも、それじゃ表現者は駄目だ。やるべき事を何一つしていないのと同じことだ。無価値だ。発想は誰にでもできる。小説は誰にでも簡単に書き始められる。でも、エンドマークを打てる人は少ない。それでも、ただマニュアルどおり打てればいいのではないだろう。マニュアルは「愛されやすいからマニュアル」となったのだろうが、それを越えたり崩したり、または徹底的に妥協無く品格レベルまで守ったりした上で、そのカテゴリーの新たな魅力を広げることが「新作」(新レーベルや創作集団)を作る、育てる、公開する、ということではないのかなあ・・・。

と、感受者側の立場からそんな事を言い放つと、こんなワタクシ程度にも帰って来るぞブーメラン(笑)。
しかしほんとに、肝銘事項だと思います- -;。

posted by 有鰭尾(あるびれお) at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | diary (private) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/122893659
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック